2016年4月5日

岩崎さん射殺事件  実行犯グループの比人男性が殺害計画の詳細明かす。「一度は見逃した」とも マニラ新聞より

フィリピンでおきた日本人射殺事件の続報がマニラ新聞に掲載されていました。
どうやら日本人が日本人の殺害を依頼していたようです。とても悲しい事件ですね。

実行犯グループの比人男性が殺害計画の詳細明かす。「一度は見逃した」とも

首都圏パラニャーケ市で2014年5月、日系旅行代理店代表の岩崎宏さん=当時(59)=が射殺された事件で、実行犯グループに属したとされるフィリピン人男性=殺人容疑で書類送検=がこのほど、ルソン地方ラグナ州内でマニラ新聞の取材に応じ、殺害計画の一部詳細を明かした。計画実行まで約1カ月に及んだ岩崎さんの行動監視については、「(岩崎さん事件前は)悪い人間の殺害依頼だけを受けてきた。顔見知りの一般人を狙ったのは岩崎さんが初めてで、(14年4月下旬に)マニラ空港で待ち伏せた時は、実行をためらい、一度は見逃した」などと語った。
 この比人男性は、ミンダナオ地方ダバオ市出身のロエルジョバニ・ダラマ容疑者(35)。事件から1年半後の16年1月、国家警察犯罪捜査隊(CIDG)に拘束され、総勢7人で構成されたという実行犯グループや岩崎さん殺害計画について供述を始めた。今後は、司法取引で検察側証人となり、比日捜査当局に協力する。
 以前、ダラマ容疑者はダバオ市周辺で、比治安当局の指示で容疑者らを暗殺する秘密任務に従事していたという。10年から約4年間は、岩崎さん殺害を計画、依頼したとされる小倉義一(59)、比人妻のエドナ(57)両元被告=ともに殺人容疑で書類送検=の運転手を務めた。岩崎さんが両元被告と会うためダバオ市を訪れた際、岩崎さんのために車の運転をしたこともあり顔見知りだった。
 ダラマ容疑者によると、小倉、エドナ両元被告は13年8月ごろ、岩崎さん殺害計画を同容疑者に持ち掛け、殺し屋を手配するよう依頼した。総額110万ペソで依頼を受けた同容疑者は、自身を含む総勢7人で構成される実行犯グループを組織し、14年4月上旬から岩崎さんの行動監視をた。


マニラ新聞より
同年5月6日の殺害実行まで約1カ月に及んだ監視の対象地は、主に(1)岩崎さんの勤務する日系旅行代理店が入居する首都圏マカティ市のホテル周辺(2)首都圏モンテンルパ市にある岩崎さんの自宅付近(3)岩崎さんが週末などに畑仕事をしていたルソン地方カビテ州タガイタイ市近郊の農地││の3カ所。ホテル周辺では岩崎さん運転の車の出入りを見張り、エドナ元被告と一緒に訪問した自宅では通勤に使われる車の種類などを確認したという。
 同年4月下旬には、マニラ空港第3ターミナルで岩崎さんを待ち伏せたこともあった。実行犯グループ7人のうち、拳銃を隠し持った比人男性を含む6人は到着ロビーの出口付近、ダラマ容疑者は階上の出発フロアから到着ロビーを見下ろす格好で岩崎さんを待った。
 ロビーから出てくる岩崎さんを最初に発見したのはダラマ容疑者。階下の実行犯6人に携帯電話で連絡を入れる手はずになっていたが、「(ダバオ市で以前に)車を運転した際、岩崎さん夫妻から計1千ペソのチップをもらうなど、よくしてもらった。(秘密任務で殺害したという)容疑者以外の一般人を狙うのは初めてだったこともあり、6人には連絡を取らず、見逃した」という。
 5月6日の事件当日は午前から、日系旅行代理店の入居するホテル周辺で待機。実行犯グループの7人は車1台、オートバイ2台の3手に分かれて、岩崎さん運転の車を見張った。午後8時すぎ、ダラマ容疑者以外の実行犯が、駐車場から出てくる岩崎さんの車を発見、約15キロ離れた自宅近くの交差点まで追走、襲撃したという。
 ホテル北側の路上にいたダラマ容疑者は「南側のパサイロード沿いにいた仲間が岩崎さんの車を見つけた。もし私が発見していれば、もう一度、見逃したと思う」と話した。(酒井善彦)

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