2016年5月22日

フィリピン現アキノ大統領 デゥテルテ新大統領に中国との交渉についてアドバイス

フィリピン現アキノ大統領 デゥテルテ新大統領に中国との交渉についてアドバイス

フィリピンのアキノ大統領は雑誌のインタビューでデゥテルテ新大統領に対して
南沙諸島の領有権を経済援助と引き換えに譲歩するのは「政治的な自殺行為」であるとアドバイスをしました。

中国の経済援助は約束通りに行われない事で世界中で有名なっています。
フィリピンでも2003年に合意した中国の援助による鉄道建設が進まずに、結局日本政府がODA援助という形で肩代わりする事になっています。


もともと中国が占領している南シナ海のスプラトリーアイランドはフィリピンのEEZ(排他的経済水域)内の島です。

ドゥテルテ新大統領は中国の嘘にだまされずに中国との交渉を慎重に行って欲しいですね。

ベニグノ・アキノ3世 フィリピン大統領
http://www.nikkei-events.jp/phil/ より

マニラ新聞より

アキノ大統領、「領有権の断念は政治的な自殺行為」とドゥテルテ氏に釘刺し

アキノ大統領はこのほど、米誌タイムとのインタビューで「国家の指導者が領有権主張を断念すれば、政治的な自殺行為になる」との考えを明らかにした。任期終了を目前にしたアキノ大統領が、大統領選を制したドゥテルテ・ダバオ市長に対し、西フィリピン海(南シナ海)の領有権問題で中国に譲歩せぬよう暗にくぎを刺した形だ。


 ドゥテルテ氏は地元ダバオ市での実績が高く評価されている一方、外交経験の不足が指摘されている。選挙期間中、ドゥテルテ氏は、西比海における共同資源開発や、2国間交渉の再開の可能性を示唆するなど、中国に対して融和的な立場を明らかにしている。
 一方で、「南沙諸島の人工島に水上スキーで単身乗り込み、比の国旗を立てる」などと対中強硬姿勢も示している。しかし、中国が比国内の交通インフラを整備することを条件に、領有権問題を棚上げする可能性を示唆する発言もしており、同氏の対中方針はいまだ不透明だ。
 アキノ大統領はタイム誌とのインタビューで「弱腰になったら、さらにつけ込まれる。(中国の)面目を保つために、どこまで譲歩しなければならないのか」と述べ、比は断固とした立場を貫くべきと訴えた。
 大統領はまた、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国も中国に対して不満が鬱積(うっせき)している現状を指摘し、多国間交渉での問題解決を目指すべきと主張した。
 アキノ現政権下では、中国の海洋進出拡大に伴い、比中両国間で緊張関係が続いてきた。南沙諸島で人工島を造成するなど着々と支配を広げる中国に対し、比政府は2国間交渉を打ち切るとともに、国連海洋法条約に基づき、常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)に仲裁を求めるなど対抗措置を講じてきた。
 仲裁裁判の判断は今年中に出るとみられ、ドゥテルテ氏は仲裁裁判の判断を尊重する方針を表明済み。比政府に有利な判断が出れば、国際的な判断を後ろ盾に比中間交渉で有利な条件を引き出すことができる可能性を指摘する専門家がいる一方、西比海のほぼ全域の領有権を主張する中国の態度は軟化しないだろうとの声もある。
 比の安全保障情勢に詳しい軍事専門家のホセ・クストディオ氏は21日、マニラ新聞の取材に応じ、「2国間交渉を再開し進展する可能性もある。しかし、次期政権は、ASEAN、米、日など他国と協力した対中交渉の道を絶対に捨ててはならない。2国間交渉で譲歩し続ければ、中国の思うつぼ」と分析した 

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